2009-09-28 秋のV-net
_ 秋のV-net
昨夏以来、コンスタントにほぼ月1回の割で行って来たV-net焚火の会は今回で11回目を数えた。各人思い思いの焚火と季節を確認する会話が燃え盛る。ゲーム少年は間近で焚火に当たっては、どこかでか倒れて眠る。倒れて眠ると蚊が来るので、火の近くのデッキチェアのところで火に当たりながら眠る。じっと火を見続けているうちに眠ったり目を覚ましたり、終いには靴と靴下を脱いで、焚火の遠赤外線を裸足の足の裏で気持ち良さそうに受けていた。鳥少年は、ウコッケイの美しいオスを取り押さえて、それを抱いてなでながら何かを言い聞かせてじっとさせてしまう。曰く、「鳥と心が通じ合った瞬間に、鳥が喜ぶ方向に持って行くことができるから鳥は逆らわない」と、達人のようなことを言う。温泉で潜る潜水艦男は、熊手で枯れ草を集めてはそれを火に投じることに興じている。
農家が提供した食物はとても美味しかった。
梨、柿、葡萄、トマト、生野菜、ふかし芋、お赤飯。どれも秋の実りを感じさせた。自作おでんも相変わらず好評だった。少し残った野菜とおでんが、各々トリとイヌのえさになるのが何とも悲しくも嬉しい。今回初めて、ソーセージを持って来たものがゼロだった。
こうして遠地点前の秋の焚火は穏やかに経過していった。ゆっくり入浴後解散した。
やや夏を思い出させる日も時折残るが、やがてそれも終わり、日が短くなって涼しさが増し、徐々に勉強に集中しやすい季節が深まって行く。V-netでも小学生たちのサイコロ道場とは裏腹に、厳しい試練を前にした高校受験の中学生、大学受験の高校生浪人生たちの、静かな戦いが進んでいる。英数国。各指導者の声が聴こえて来る。大学入試問題の英文の音読の声、現代文記述の質疑応答の声、数学理科の解説、音読法の指導。学生教師の個人指導。プロと学生の教師が入り乱れて思い思いの授業を繰り広げる。笑い声も叱り声も聴こえる。やっぱりV-netはにぎやかである。生徒諸君には、是非この活気を家まで持って帰って自ら主体的に学習して欲しいと思う。また我々もこれから来る人たちにも備えて元気でやって行きたい。こんな感じでだんだん「職員室風」になる?なんちゃって、なんて書けるのも今のうちか。いずれにせよ、最近新しい段階に入っていることをつくづく実感する。