ブイネット教育相談事務所


2008-07-28 今するべきこと

_ 今するべきこと

若い世代が、社会的地位や財産よりも、自己の純粋な好奇心追求による高まりを最優先する時に、文科省教育は終わり、社会民主主義的な教育が始まる。

今の日本で起こりつつあるのはまさにこれであろう。

学校で学ぶのもほぼ無意味、塾で受験指導を受けるのもほぼ無意味。究極必要なことは、個人の好奇心に基づく、自己の高まりの認識の習慣あるのみ。ここには社会学的な共通の目的はない。

テレビやネットやゲームは、生産的ではない時間を過ごすという意味により簡単に捨象される。

われわれは、次々にやりたいと思うことを連続する存在でなければならない。モニターの前でボケーッとしているヒマはない。

その前に、社会的に無意味であることに拘泥することを離れて、「どうしても素通りできない」ものを見出して、それによって自己確信と自己覚醒を追求しなければならない。

社会現状がこうなった以上、われわれは、なんとしてでも、生活のための「稼業」と、人生のための自己向上たる「趣味」を両立させるようにしなければならない。そしてその延長線上に未来世代交代がある。

「ホモサピエンス」でも、「ホモルーデンス」でもかまわない。

われわれは自己の興味があることを主体的に追体験する。そして、そのことにより、本格的に「前進」する。

「前向き」なんて言うことは、すでに「弱者」の物言いである。

われわれはわれわれにしたいことをわれわれの自由時間に行う。

そこには必ず、「自己向上」の謂いがある。

読者よ、血迷うな。「矛盾がない」とは、純粋な心に基づいて、欲することを最大限に実行することである。

さらに、もし「人間」として生きたいならば、それを表現することを行わんとすることである。

自ら思いついて実行し続ける存在。それが未来社会が必要とする人間であることは、この世で最も明らかなことだ。