ブイネット教育相談事務所


2005-10-07  馬齢

_ 「いたずらに馬齢を重ねる」とは良く言うが、最近つくづくそう思うことがある。

教育の仕事に関わって30年が過ぎた。すると、我が国の教育機関が結局どういうことをしているのかかなりはっきりと見えて来る。

それは、驚くべき結論であると同時に信じられない結論である。

私はそれをここに書くわけには行かない。

そもそも、私は、教育に関して、多くの予言(将来的予測)をしてきた。そして、それは10年以上たつとどれもが正しいことが確認される。

つまり、私が考えることは、10年、20年経つと世間に受け入れられる段階に入るようだ。だから、現在それを言っても一般に通じないし、意味もない。

韜晦するわけではないが、私は真実がコワイのだ。できれば私の推論が誤っていることを望む。しかし、私が思うことを結論とすると、あらゆる事象が平明に了解されるのである。これは哲学的な結論であるとも思う。

同じ職を25年以上続けると、その仕事がどういうものであるかたいていの人に客観化されるだろう。

政治家も、マスコミも、官僚も、会社員も、医師も、弁護士も、それを知るだろう。

しかし、それを口にすることは、誰もがはばかることだろう。

今の私には、文科省関係機関が何をやっているのか、受験産業が何をしているのか、学校が何をしているのか、教職員組合が何をしているのか、実に良く分かる。そして、世間の人の考えの限界も致し方のない事実として分かる。 

私は、生活のためにこの仕事を続けてきたが、どうやら終わりが見えてきた気がする。

ただ一つ言えること、それは、成績向上を第一義にして、能力向上を第二義にすると、先ずほとんど必ず、30年後に後悔するということである。