2005-11-25 受験シリーズ2 受験最重要事項
_ 受験で「成功」する方法は、そのシステムを了解し、「最短距離」を走ろうとすることである。
しかし、その際に最も重要になるのが、己の弱い心の克服である。
何か目的を持って走り始めても、一度壁にブチ当たれば、そこではそれを打ち破る「対処」が不可欠である。そこにはある種のエネルギー
(情熱)が欠かせない。
多くの人はそれを周囲と戦う「意思」だと考える。
しかしそれは間違っていると私は思う。
入試は「決勝戦」における「勝負」とは異なる。なぜかと言うと、入試には、一人ではなく、多数の勝者が存在するからだ。つまりは似たようなものの競争に過ぎない。そして、その場合浮かび上がるのは自分の弱い心との戦いである。
ここではそれなりによく戦うということが肝要である。つまり、「善戦」が肝要ということになる。よく「運」を願う人が要るが、そう言うものは「結果」に過ぎない。それに、「運」とは善戦して初めて現象することでもある。従って、何よりも、まず「善戦」することが肝要である。
自分の納得する努力ーオレはこれ以上はもうできない、「天よ思いのままに雨を降らせよ!」、こういった心境に至ることが必要である。
ところが、人間の心は弱いもので、「腹が減る」、「眠い」、「体調が悪い」、「調子が出ない」、しまいには、「だいたいからこんなことに意味があるのか」、「自分が苦労するのは世の中が間違っているのだ」と言った努力をしないですむ理由を次から次へと思いつくものだ。努力とは、まさにこういう心を克服するためのものなのに、人は自分の思いついた「言い訳」に逃れ、それに埋没する。
このことに自覚的でないものは、自己の「弱い心」を容認していることになる。僭越ながら私は、これを「愚かな状態」と呼びたい。この認識のないものは、自己の特別な好奇心の対象に埋没するのでなければ、永遠に同一軌道上を飽くことなく巡回する。決して螺旋構造的な「上昇」に気づくことがない。
このワナにハマらないために欠かせないのが、自己の全体向上に対する好奇心と、その打開のためにわき起こる「創性」である。
最先端における自己向上の楽しさ、次々に発生する「壁」を打開するためのアイディア。このことの大切さの真理を了解できないものは、受験どころか、生きる喜びに「無縁」な人たちである。
まず問うて欲しい。
自分は成長したいのか、それとも流されたいのか。