ブイネット教育相談事務所


2006-09-30 正解答・・・花の味

_ 正解答・・・花の味

以下に前々回出題の解答解説を記す。

(問い)23日午前2時。筆者は*印で筆を置いて何をしたと思うか。次のうち最も適切なものを選べ。(灘筑駒型)

ア かゆみがこみ上げてウナコーワを取りに行った。

イ ミョウガの天ぷらを作って食べた。

ウ 睡魔に襲われて約30分間眠った。

エ キーボードにアルコール飲料をこぼしドライヤーで乾かした。

オ サウナで汗を流した。

_ 選択肢の解答作業は、出題者との一対一の戦い。いくつかの観点から答えを二つに絞ることが肝要。とは言うものの、これはおふざけ問題なので、答えは面白いものであることが前提になる。このことからウが即座に消える。「灘筑駒型」とあるので妙なオモロさか「納得」の手応えがなければならない。出題者心理を読んで,ここでウが答えならばそもそも問題として出題しないことが洞察できよう。選択肢対処にこの観点は大切である。次にアは明らかに引っ掛け択肢。進学塾では「解答決定には、前後の文章を良く読め」とのワンパターン徹底指導を繰り返すので、それを手がかりにするものを引っ掛けるためのもの。これに引っかかるものはテレビ広告に毒され易いゴキブリホイホイキンチョールカンドラ4丁セリブリティ。一般に,最初の選択肢が思わずバカがパクリとイきそうなものである場合、合格プロは積極的には選ばない。次にエを消す。そんなことがあったら、ドライヤーで乾かすぐらいですぐに使えるようにはならないのは、去年の11月の事件で実証済み。それに、「筆をおいて」とあるから意識的な中断である。すると、イかオになる。オは、いくら何でも午前二時に突然外出してサウナに行くには遅過ぎる。原稿中にデスクを遠く離れてサウナに行くことはまずない。おまけに筆者行きつけのサウナは午前2時で閉店である。すると、イと言うことになるが、ここで出題者の心理を分析する。出題者は、日常生活のほとんどの行動に冗談性を含み、オモロいということがヒラメくと、躊躇なく実行するタイプ。あまりに旨そうなので天ぷらにして食べようと思って採ったのに、毛虫騒動で食べるのを忘れていたことを、その記述中に思い出したのである。「明日になれば採れ立ての新鮮さが失われるのではないか?」そこでいてもたってもいられなくなり、あっという間に天ぷらを作った。その天ぷらを食べると超うまい。「原稿執筆中に急にそんなことをするとは読者は想像もできまい。これを選択肢クイズにしたらオモロい。この冗文読者への冗談のサービスになるかもしれない。」と冗談でなく思ったオヤジ少年は、「超ウマい!」の「ウマ」を「超かゆい!」の「かゆ」に書き直して、天ぷらを食しながら以下を綴ったのではないか。以上の考察により、イを答えとする。ちなみにこの天ぷらは花の味がして実においしかった。このことを記述するよりも、事実を隠してクイズにする方がオモロいということになったわけである。冗談たらの芽彼岸妙香ギャテイギャテイパラソーギャテイ。私は山菜採りの熱心な愛好者は天ぷら好きであると確信した。

_ わがてては いまだいませり 彼岸には 花ぞ妙香の 天婦羅すらむ