ブイネット教育相談事務所


2007-04-12 ギックリ危篤

_ ギックリ危篤

5日の朝、いつもの通り、朝風呂に入って、台所に立つと、右腰の辺りでピキッと来た。

「ヤバい!」と思ったが、「大したことはあるまい」と念じた。

そのまま処置せずに、放置すると、徐々に症状は悪化した。

10年ぐらいぶりの「ぎっくり腰」である。

二、三日経るとさらに悪化、30分以上座ることができなくなる。

その間も、春休み期間中、朝から晩まで次々と生徒が来る。出版社も、雑誌取材も来続ける。

いまさら膏薬を貼るも、効果なし。非常に疲れる。頼みのサウナも当然効果なし。

痛みに閉口していると、母より疲れ果てた声で電話。

「お父さん、ここのところ全く食事をしない。もうダメだと思う。」

てなこと言われたって動くに動けない。

が、生徒キャンセル、意を決して実家訪問。腰はパンパンに痛い。

老父は虫の息だった。

昏睡状態。

母と、「これはダメかもしれない」と話す。

「とにかくこのままでは仕方がないから、整骨院に行ってくるわ」と、西立川の構造医学名医へ。

何と一発で痛みが取れる。

しかし、駐車場で、運転席から駐車券を入れようとすると、またピキッ。

それでも前より大分いい。

なんとか夕方指導1件こなすと、実家へ直行。相変わらず昏睡状態で、反応はあるも全く意思疎通はできない。

明くる日は、大学授業初日。6時に起床して、下準備をして、埼玉山奥大学へ。車の運転をすると、腰の痛みだけではなく右足がしびれる。

すると、何というバカなことか、大学開校は明日から。しかし、助かった。そのまま実家に取って返す。

やや落ち着いているが、状態は悪い。母と葬式の打ち合わせをする。

一旦用事を済ますために家を出ると、庭に驚くほどの種類の花が咲き乱れている。

フリージア、チューリップ、ヒヤシンス、牡丹、海棠。この他に名の知れぬものがいくつもある。チューリップは30本近く咲いている。一瞬心が和む。しかし、「親父の世話で全く家を離れられないから、徒然に庭いじりをした結果だな」と思う。

家に帰り、冷蔵庫のもので昼食。息子がかえって来る。すぐに泥だらけの車を洗ってGSへ。その間も、仕事の電話が入り続ける。

戻ると家は空っぽ。空模様が怪しいので、洗濯物を入れて片付ける。1時間ほど机に向かって原稿を書くと、娘より、「雨が強いから駅に迎えに来て」と電話。せっかく洗った車で、迎えに行く。気のせいか、腰は徐々に良くなって来る。痛いとか言っている場合じゃない。ありがたい。

さらに原稿を書くと、雨の中息子が帰って来る。

「お父さん、V-netまで送って。」

「おじいちゃんを見舞いに行こう。これが最後かもしれないぜ。」と言って娘も誘う。

息子をV-netで降ろすと、またまた実家へ。急の雨で下手な車が沢山出ている。

父の様子は、午前よりやや良い。水分大量補給。パインの缶詰の汁も飲ませる。

「またダマされたって言うこともあるのかな」と呟きつつ、台所を片付けて、自宅へ戻り、娘を降ろして、取って返して息子を迎えに行く。そして、またまた実家へ。父は、息子に会うのがいつも楽しみなのだ。元気が出るかもしれない。

水分大量補給。呼吸数がやたら多い。肺の悪い祖母が亡くなった時のことを思い出す。

「今日はここまで。何か異常があったら、いつでも電話してくれ。明日午後に時間を作ってまた来る。」と帰宅。

久しぶりで家族と夕食。

夕食後机に向かうが、11時頃、起きていられなくなる。就寝。

午前6時。起きてこれを書いている。

腰の痛みはほとんどない。

これから、今日来る出版二社用の草案を練る。