ブイネット教育相談事務所


2007-04-29 連休地獄

_ 連休地獄

いよいよ本格的に家族関係がまずくなって来た。

土曜日曜と9コマ総計22時間仕事をした。夜は一応机に向かうが原稿を始めたとたん疲れで眠くなってしまう。

本日も夜帰宅して、初めて新居を訪問した母を家まで送って帰って来ると、家族はどのクラブに入るべきか,どの習い事をやめるべきかで議論している。食卓上は散らかったまま。それを片付けて机の隅で食事していると、家族三人は喧々諤々の議論。側聞するに、各々甘えと自己主張の押しつけでらちがあかない。たまりかねて、「好きにさせればいいではないか」と提案すると、まず息子が腹を立てて席を立つ。なおも息子のことについて自己主張の強い女二人が議論し続けるので、「大変僭越だが、キミは今日の公開模擬試験でできなかったところの復習をするべきではないか」と、本年も学園祭活動に邁進することを決定した娘に口にすると、「好きにしろといいながら、毎日こうしろああしろと意見を言う」と反論される。「私は学歴がないので子どもを説得できない」と昨日口にしたばかりの女房は、「あんたが口を挟むから子どもが腹を立てる」と言うから、「キミこそ、子どもの時間を奪って自分に付き合わせているではないか」と言うと、「ヘッ、また始まったよ、今度は私が悪いことにするのね」と怒り出す。「しまった」と思うが遅い。彼らは議論を楽しんでいたのだ。家庭に不在の私が彼らに意見する資格はないようだ。

娘は,「読め」と言った本を全く読まない。女房は、自分の立場しか眼中にない。息子はあくまで自分の「甘え」を認めさせようとする。

かくして、完全に疲れ果てた50男は孤立する。これでは教育コンサルタントとして立つ瀬がない。

そもそも「不良」のはずの自分が、真面目に仕事ばかりすることに問題がある。

しかし、女房は飽くことない「乳搾り」を要求し続ける。そのプレッシャーは編集者よりキツイ。編集者の方がよっぽど私の状態を了解している。

家族のことなど知ったことではない。思いっきりぐれたい自分がある。『桜桃』でも読み返したい気分だ。

全部仕事など擲って、どこかに無限に一人旅でもしたい。自分の書きたい小説でも書きなぐりたい。

私は、彼らは正しいと思う。彼らは自分の好きなようにやっている。その結果など考えることは好きではないから好きにやれている。

おそらく娘は来春受験に失敗するだろう。そしてその浪人費用は私が父親にさせた通りに私がまかなわなければならない。息子の学業も混迷するだろう。

知ったことではない。勝手にすれば良いのだ。自分の人生のことは自分の好きにすれば良いのだ。馬鹿な家族にそのことが理解されるのは30年以上先のことだ。

何も言わずに「不良化」することを決意する。

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