2008-03-14 精神不調
_ 精神不調
どうも精神的に調子が悪い。
あまりにハードな仕事が続いて気がヘンになりそうになったので、ガーデニングで誤摩化しながら、「受験が一段落したら20年ぶりで海外へ一人旅に出よう」と念じてなんとか踏ん張って来たが、これを家人から「そのお金はない」と言われて断念した。しかし、どうも諦め切れない自分がいる。これほど働いてどうして「ご褒美」にあずかることができないのかと。
私は繊細で敏感ではあるが、同時に精神的に強い面があるので、これまでも自己分析と思索と冗談によって何度も危機を乗り越えて来た。
そこで自己分析すると、ここへは書けないが、かなり嫌な答えが返って来てしまった。そしてその解決案は現状下では得られないことが分ってしまった。これが知れるとマズいことに、最早たとえ何とかして旅行に行っても回復できないことが分る。
しかし、思うのである。
受験に失敗した諸君の心の痛みは私以上に大きいのではないかと。
受験が終わったら、これまでできなかったことを思いっきりやろうと思っていた人が、それができないことが分ったときのやるせない思いを考えれば、私が旅行に行けないことぐらいどうということもないのではないか。
「カリスマ」などと持ち上げられているが、私は大した人間ではない。子どもを壊さずに受験に成功させることを仕事にして来ただけである。
私は相談料をこれ以上上げることをしたくない。
なぜかといえば、私の助けを必要とする人たちが私にアクセスできなくなるからである。
私には、苦しむ親子を見殺しにすることはできない。
しかし、子どもの教育に行き詰まって相談してくる人の中には精神科に行った方が良い人たちもままある。
私は、学問的一切のことについて素人である。あるのは他に抜きん出て臨床体験が多いことだけであろう。
「子より親の方が大事」とは、『桜桃』の結びの文である。