ブイネット教育相談事務所


2007-08-20 再開

_ 再開

本来ならここで「後書き」を記すべきなのであろうが、残念ながら冗談でそれは「本職」なので、ここではやらない。

読者諸兄姉にあらためてご挨拶申し上げる。

私が、Joker?Nobi ,(having another penname)こと松永暢史です。

このブログは、あらゆる訴訟問題を免れるためにというのは冗談で、マジで「冗談」で構成されています。これは完全な酔っぱらいの遊びなので、まともに相手をすると、耳から血が出ると言う人がいますが当方は全く関知しません。「関知外」です。

いやー今年の夏は暑いっすね。29年前のアフガン滞在を思い出しますよ。

アフガンは暑かった。北部アンフォイ〜マイマナ間の灼熱の砂漠で、私は本当に死を目前にした。熱中症である。

で、倒れた私は、奇跡的にそこを通りかかったイスラム教徒のトラックに救けられた。

彼らはトラックに私を担ぎ込むと、口をこじ開けて水を注ぎ込んだ。その上で何がなされたのか私には記憶がない。

意識が戻ると、我々の車がトラックの前を走っている。

途中でトラックが日産グロリアのバンを追い越した。

後ろを見ると、運転席にSと助手席にKが見える。

やがて村に着いて我々は車を降りた。

イスラム教徒たちはズルズル降りて散って行ってしまう。

私は、覚えのある人物に近寄って、声をかけた。

感謝の言葉を述べようと思ったのである。

立ち止まった彼に、なぜか前に指を組んで、「サンクス、ありがとう、シュクリヤ」叫んだ。

すると彼は、「ネイネイ」みたいなことを言って受け入れない。もう一度言うと、「ネイネイ」と言って、私の手を取って、近くのチャイハナ(カフェ)の男に声をかけて何か話しかける。男は片言の英語がしゃべれた。それによると、

「我々はアッラーの思し召しによって人を救済する。人を救済することはアッラーの願いに叶うことだ。だから貴兄らを救ける機会を与えてくれてありがとう。」

私はかつてこのような思想を目の前で見たことはなかった。

「救けさせてくれてありがとう」とは何たることであるか。

私がイスラムを了解した瞬間である。

世の中には実にいろいろな考えがある。

私は、救けてくれた男に向かい直して、膝まずき、もう一度前に手を組んで、「シュクリヤ!アッラーアクバル!」と叫んだ。

男は満足そうな笑みをヒゲ顔に浮かべてバザールに消えて行った。

78年の9月のことである。

あまりに暑い時、逆に肌を出してはならないことを忘れてはならない。