2006-02-06 生徒からのメール
_ 以下に新社会人の元教え子からのメールを紹介する。
「正論」をやっと手に入れて読ませていただきました。
非常に偏った記事の多い中で、カドの取れた、
まさに“エンターテイメント文業”でした。
それにしても、今まで一部の松永先生を知っている、
もしくは関心がある人にしか伝えられていなかった
思想ともいえる考え方が、「ドラゴン桜」という“流行りモノ”をきっかけに
一般社会に出ることになる、というのは、
なんとも皮肉と感じざるを得ません。
さて、正月にいただいた先生からのご質問、
「先生から学んだことともっと教えて欲しかったこと」ですが、
残念ながら、「“生き方”そのもの、“考え方”そのものをいろいろと学んだ」
ということぐらいで、あまり具体的に思い当たりません。
特に何かを教えてほしかった、ということもありませんでしたし。
これは恐らく、「指導法がアバウトすぎる」という批判に繋がっている点だと
予想されますが、私はむしろこのことを肯定的にとらえています。
なぜなら、せいぜい18、9の若者の「将来やりたいこと」など
そもそもアバウトで、逆に具体的に限定した指導をしてしまう方が
危険だと今になって感じているからです。
たぶん人は、年をとるごとに情報や経験を得ていく過程で、
自分にやれることとやれないこと、やりたいこととそうでないことを知り、
むしろ自動的に選択肢が減っていくものです。
また、社会に出れば -それ以前に社会に出る過程で“選択”を
強いられているわけですが- その社会の都合で不本意な選択を
強要されたりするわけです。
なので、若い人には、なるべく将来何をするにしても通用する
根本的な力を身につけさせてあげて、かつ選択肢も数多く
提示してあげるのがよいと思います。
なんだか“新社会人の悲痛”が漂う文章となってしまいましたが、
説明すれば、感受性の高い若者には理解が得られると思いますが
いかがでしょうか。
受験シーズンが去って少し時間ができたらまたぜひお会いしたいです。
それでは失礼します。