2006-02-09 高校受験当日
_ 2月10日午前6時起床。入浴洗面。
午前7時、車で生徒宅へ。
この生徒は、旧暦大晦日に、ミニイヤシロツアーで、受験校合格の「キメ」に現地査察に行った時に、第2志望校の前で、「でもこの学校は第一志望の発表の後だから受けに来ないんですよね。」と言った男子生徒である。昨年6月に父親に先立たれている。
環八は渋滞目前の感じだった。
30分で到着。試験開始まで1時間20分ある。
予定通り近くのロイホで、パンケーキの朝食セット。やつはソーセージの他にベーコンをトッピングで付けた。
ロイホはガラガラだった。私は学生時代に作曲家の友人と朝までこの店で芸術論を戦わせたことを思い出した。
コーヒーを飲みながら、各教科ごとの最終シミュレーション。
10月に受けた模試時点では、偏差値は20近く下回っていたV-net以外の彼の周囲全員が「キチガイ!」と呼ぶ受験である。
試験慣れしていない彼の怖いのは数学だ。数学の相棒は「絶対取らす」と言った。
英語担当者は、「もうキミとは3月まで授業をしないから」と第2回試験はないと予想した。
本当だろうか。こうして私が会場に付いて来たのは絶対に受からせたいからだ。
続いて面接のシミュレーション。これも完璧。
国語の入試問題は過去20年分を3回以上やった。70を切ることはない。ということは、数英で110取れば合格だ。数学が55切らなければ合格する。試験順番は国英数。
しかし最早人力は尽きた。そして、合言葉は「仕事」だ。
「忘れるな。これは自分で自分の馬券を買って自分で走る『勝負』だ。思いっきりやってこい。ブレるな。『仕事』でやって来い!」
「分かっています。」
校門手前で車から降ろす。
追い抜いた彼の横顔は、勝負に入る大人の男のそれだった。
お願いだ!彼を受からせてくれ!
私は珍しく天に祈った。
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