2008-08-03 お詫びー大分県教委について
_ お詫びー大分県教委について
読者諸兄にお詫び申し上げる。
7月7日付けの大分教委の不正問題に関する当ブログに、大きな事実誤認に基づく記述があったため、これを削除した。
私は、教員採用における不正が日教組的立場の人材を排斥するためだとして自論を展開したが、このケースに関してはこれが完全に誤りであったことが分った。事実は、これとは全く逆に、大分県教委が日教組の巣窟であり、未来の構成員を確実に確保するために行っていたことだった。
これは「冗談」の「ルール」の範疇を逸脱してしまっている。事実を誤認した瞬間に「冗談」は成立しなくなる。単なる無明のアホの書いたものに他ならない。それを読んで思考や会話の材料にした読者諸兄がいると思うと、本当に申し訳なく思う。許していただけることではないが深くお詫び申し上げる。
私は大分県が日教組の牙城であることは知っていた。しかし、県教委までもがそうであることは、今さら書くのもお恥ずかしいが、分っていなかった。
私の想像をはるかに超え、大分県の日教組組織率は90%強であった(全国平均は35%以下)。ということは、校長などの管理職もこれに含まれることは想像に難くない。もちろんその出上がりの教委メンバーも同様であろう。
ここへ来て、大分合同新聞の幹部が「口利き」を頼んでいたことも良く了解されるし、そもそも警察が政府文科省に不利になる大きな捜査を敢行したことも完全に理解されるのである。また、日教組の脅しに弱い新聞(学校で新聞批判をされて発行部数が落ちる)がこのことを伏せて報道し続けたのも理解されるのである。ちなみに、日経では、大分県教委が日教組に乗っ取られていることはおろか、教組に関わることであるとは一つも書かなかった。逆に、私をして、「体制側の腐敗」と取らせしめる情報の流し方をした。どういうコードがあるのか全く理解できない。分るのは、前に取材に来た新聞記者が、「新聞は教組や創価学会に不利なことは書けない」と言ったことの本当の意味である。新聞は多くの読者を抱える大きな団体を敵に回すことは書かないのだ。ネットでも確認されなかったから、もし新聞が意図的に隠蔽したとすると、新聞社は、新聞に公正な情報を求める読者が読む価値がなくなることをしていることになる。これでは食料偽装問題なぞ論じることができるわけがないではないか。ひょっとしたらこれを書くと、新聞は何かの法則を盾に日教組に訴えられるのかもしれない。
しかし、何を言っても今さら始まることではない。ひたすら我が身の無明を恥じるだけである。
文科省も日教組も新聞も、なぜか苦しみもだえる子どもを救う側には回らない。
いったいどうしてだろうか。