ブイネット教育相談事務所


2008-08-25 日曜日

_ 日曜日

朝から11時間ぶっ通しで指導した。

一件目が、小学5年「天才少年」作文指導と、入試問題国語演習。この生徒は塾へ通わない。しかも実は私の作文指導も受けない。書いて来た作文と小説を「発表」するのみである。両親とあっちこっちへ出かけ、残りの時間は、日本史研究と小説書き。小説を書く日は、食事以外は常に執筆。おまけに食事中は次の腹案作り、執筆に詰まると読書。これではすでにプロの作家と変わらない。書いて来た作文(哲学的エッセイ:「自由という時間について」)は、比喩、着想、主張と、大人でも書けない、驚くべき内容である。そして、その書いて来た「学校小説」は、理不尽な暴力教師を、子どもたちが知恵を加え合って圧倒する(のがプロローグ)という壮大な作品で、私は感動して思わず「敬意」を抱いてしまった。このお子様の方が、感性、創性ともに私に優れるのである。入試国語(海城)をやりながら、「将来私立中学の試験は意見文作文になる可能性がある」と言うと、自分の好きなことを書いても良い=物語とおとりになるから末恐ろしい。

二限目は、60枚以上論文課題の私立中三年生。原稿をUSB?(コンピューターに差し込む根付けみたいなもの)で見せようとするも、向こうのバージョンが新し過ぎて文字化け、見れない。

しかたがないので、「見出し」を作り、執筆の進行方向を示し、必要な書籍の購入方法を了解させる。

三件目は、6年生公立入試算数と音読指導。相変わらず、6年生公立入試問題が、誰に教わっているのかは知らないが、全国学力テストの記述版的良問であるのに驚かされる。アタマでは分ってもコトバで記述するのが難しい。この試験を繰り返されると私立も対策を講じないわけにはいかないし、チェーン的塾には倒産するものが出る可能性が高い。逆にz会などは、「ウッヒッヒ」であろう。その上で、カタカムナ、「源氏」と「更級」の音読指導。上達しているのが分って嬉しかった。

四件目は、早大志望の6年生私立高2への第一回音読指導。最早もうろうとしつつある頭で対峙するも、これが実に唇と顎の使い方の上手いタイプなのである。「指先指導」(キャロム)も試みるが、これも20人中1人の「素質」である。「カナダへのホームステイ宅の子どもとやったことがあるが、雪が降って来て他に面白いことがあったので、一回だけだった」と、言う。将来有望と見る。

そして、本日最後は、中3野球少年作文指導。斉藤孝の『できる人はここが違う!』(筆者注:わざと間違え)の感想文。「長いこと野球をやって来たが、人の技術を積極的に盗もうとしたことはなかった。知らなかった。」

午後9時。冷えて疲れた体でサウナ直行。趣味のサウナ後雨当たり瞑想を行う。タクシーで帰宅。このブログを書く。その後食事をするとバッタリコ。寝床で読書すると眠りに落ちた。午前6時起床。