ブイネット教育相談事務所


2008-11-21 作文メソッド

_ 作文メソッド

『子どもを無理なく志望校に入れる方法』改訂版、扶桑社より上梓した。

まだ無名な頃の、あまりに過激な部分をソフトに書き直して、多くに受け入れられるように編集し直した。加筆訂正はしたが、「若書き」の要素を多く残したので、それなりに直接的刺激的な部分も多々あるのでなかなか良い本である。どうぞよろしくお見知りおき願いたい。『超音読法』は意外なことに年配者に受けているという。この後『源氏物語本』、『一人っ子子育て本』、『公立中学に通わせ本』、『成長力』、『働くママ本』、『遊び本』と続々製作中なので、合わせてどうかよろしくお見知りおき願いたい。

v-netには受験以外の相談もある。小学校4年で、塾にも通わず中学受験もせず教育相談。

猛烈算盤塾に通い過ぎて算盤の以外ことが、特に言語コミュニケーションが劣っていて心配である、とのご相談。

合ってみると対人反応不全。頭の中がどうなっているのか検討もつかないないので、「目を閉じると頭の中に何が見える?」と聞くと、「算盤の玉」と言う。週6日、毎日の算盤通いではやむを得まい。極めてシャイな上にほとんど言葉を発しない。「まあ」しか言わないと言っても良い。とにかくカタカムナ音読法。月に2回一回1時間で授業。じっくりと音読に取り組みながら作文指導。徐々に作文指導を取り入れて2年。今回、中学受験はしないが試しに一流中学の問題をということで、記述と選択肢の海城中入試問題をやらせてみる。

これが驚き、選択肢は一つしか間違えない。しかも、解説を始めかけると、「あっ良く読んでいませんでした」とすぐに気がつく。記述問題は一応書いてあるが、辛くつけると5割の出来。抽象構成的重要事項抜き出しの繋合わせを教えると、自分で紙に向かって書く。出来た答案は、重要事項に加えてさりげなく自分の意見が加えられた上出来の正解答案。

本人には悪いが、この子は国語がさっぱりできないために相談に来ているものである。その彼が一流校の入試問題をほぼ間違いなくこなす。長年進学塾に通った生徒ができない問題を当然のようにこなす。いったいこれはどういうことだろうか。

音読法のベースがあり、作文が書けるようになれば、一流校の問題も怖くはない。

相変わらず口数少なく、必要最小減のことしか口にしないが、最近身の回りのことを相手に通ずるように話せるようになっている。

私はこのメソッドを売りたいので、前向きの進学塾などはよろしくアクセスして欲しい。