ブイネット教育相談事務所


2009-01-25 オバマ就任演説

_ オバマ就任演説

ああ、私はあらゆることを深くは知らない。おそらくこの事実は私を生涯苦しめ続けることだろう。チョムスキーを筆頭とする多くの人は私を嘲笑うであろうが、私はオバマの演説に「感動」してしまった。言ったことの実現は難しかろうが、この「真面目さ」は差別する側だった白人には成し難いことである。パフォーマンスにこだわり過ぎるのが、ひねくれ者の私には臭いが、カタカムナ音読法の宗家としては、言語パワーにはなみなみならぬものがあると言わざるを得ない。日頃、「レトリックとリテラシーがヒエラルキーを決定する」と

唱えて止まない私も、これにはたまげた。彼は英語を、ほぼ一音一音法をふまえて誤りなく発声できるのである。「ゴスペル的カタカムナ音読法」と呼びたいくらいだ。

彼は「愛国者」である。

真性のナショナリストである。

だから、多くの人に受け入れられる。

もし彼が、この後も多くの人が受け入れざるを得ない提案と実行を連続するならば、地球環境が変わってしまう。資本主義の形が変わってしまう。

イスラエル(ユダヤ人)がガザから撤退したのは、オバマからの「命令」からではない。

イスラエルは、オバマからの徹底的なメッセージの方向性に、ユダヤ人的に予めの計算ずくで臨機応変に「対応」したのである。

アメリカには本当に驚かされる。

まさにアメリカはアメリカになろうとするのであり、日本は日本でいようとするのである。

アフリカ系が大統領になる。

「国体」を考える日本の右翼は大脳錯乱に陥るであろう。

「血筋」なんて関係ない。

全て国民全体が選ぶ。

たとえ過去において信じられないぐらいバカな指導者を選んでも、その後には「天才」を選ぶ。私は、プーチンも江沢民も「天才」だと思う。

我が国はどうか?

安倍福田麻生。続く小沢も「小人物」。とてもではないが「愛国者」とは思われない。

オバマはより強い「ナショナリズム」を打ち出した。

アメリカを見習うなら、大統領制に移行すべきではないか。

それこそが中国と北朝鮮に先んずる道であると思うが。

オバマは、史上ない政治献金を利用したメディア戦術でクリントンを逆転して当選した。

この演説を与えるために。

しかし書いたのは本人ではない。リンカーンはゲチスバークの演説を行きの乗り物の中で書いた。そして政治献金の大半は企業からだった。彼はこれを裏切れるか。

ともあれ、麻生氏が、「いいなあ英語は、漢字がなくて」と言ったというのは冗談ということにしておこう。