ブイネット教育相談事務所


2008-05-13 国家のカモ

_ 国家のカモ 

文科省の予算大幅増額要求を、財務省が、「他の先進国に比べて遜色ない。質の向上を目指せ」と一蹴。

これは「なれ合い」なのか、それとも「目眩まし」なのか。

文科省にしろ、財務省にしろ、役所は、コンピューター導入によって実現するはずの超大幅人員削減も、大きく人件費予算を喰う天下り法人廃止も実行しなかった。「年金」なんて、銀行並みにコンピューター管理すれば限りなく人員(人件費)は不要のはずの問題だった。だから年金問題は、半ば「わざと」行われているとも言えるのである。人為的「仕事」が増えるのである。

改革をしようにも予算が足りないのは当たり前である。

ガソリン税の特別税源使用を一般財源化すると言う。

我々はすでに、、所得税(法人税に加えて)、それに消費税を払っている。ついでに言えば、年金も健康保険も払っている。百姓が「JAの小作人」ならば、一般サラリーマンは「国家の奴隷」である。ついでに言えば、医者は不動産業者と銀行と医系予備校と医療メーカーの「カモ」である。

それほどまでには必要のない、しかも「中間搾取」がミエミエの道路建設資金を一般税収では足りずにガソリン税で補足して来たのだと言う。そんな「暴言」は最早通らないから、「一般税源化」すると言わざるを得ない。こんなのはまだまだ「氷山」の一角である。しかたがなしに認めているのであるから、バレなければ言わないことの方がはるかに多いのは当然の予想である。なぜ日本のガソリンがアメリカに比べてはるかに高いのか。なぜイラクを攻撃するアメリカがメキシコ湾を掘らないのか。軽車両に乗る気持ちがよく分かる今日この頃である。

ワーキングプア、末端の労働者は、「他に仕事がない」と言う思いで低賃金で働かざるを得ない。

誰かが儲かるための経済なのか、富を共有するための経済なのか。

貧しい人に適格な収入を得させることや、せめて子どものうちは「機会均等」の教育を与えることに優先させて、「無能」なものが役職にありついて無意味な収入を得続ける。誰でもできるようになる教育を与えるのが役所の仕事ではないか。優れた子どもたちを多数輩出すれば、国家予算の赤字も怖くはないというものではないのか。

「石橋を叩いて渡る」。でも石橋だっていつかは崩れるかもしれないし、世の中を救うのがアイデアとそれを実行に移す人材と能力であることは歴史が示している。

これが「平気」であるとは、高学歴者ほど「痛みを感じない人種」と言うことの証左になってしまうと私は思う。彼らは、少年ジェットや、ウルトラマンや、マグマ大使や水戸黄門を見たことがなかったのであろうか。裁判官をはじめ、役人が「正義の味方」を名乗れないようでは国家は「破産」どころか「破滅」である。

この先の考察はいささか恐ろしい。

以上全て「冗談」で書いた。