2008-10-17 第3回Vnet焚火の会
_ 第3回Vnet焚火の会
秋好日、朝10時現地スタート。
総勢10名。小五4名、小六5名、中三1名、他に教師4名。
今回は、三カ所に別れて、「燃やす基地」作り。
燃やしてしまうことが前提の構造物の建築作業。
着火を前提に作るのであるから、これは一種の「理科実験」でもある。
何も言わずに見守っていると、ワイワイ騒いで軽く身の丈倍以上のものを勝手に作っている。
できたのは、インディアンティピ風3基。
あちこちに燃える工夫の新聞紙詰めなど見えて微笑ましい。
刈って来た枯れ草も山盛りである。
早く火を付けたいらしく、急かされるが、日が傾くまで引き延ばし。
その間に竹を切る子ども、竹を裂く子ども、草を刈る子ども、犬の散歩部隊。子どもたちは実際的に道具を使うことが好きである。こちらの焚火でソーセージを焼くものもいる。今回はシシャモが新登場。指示がない状態で、皆活き活きと自分のやりたいことをやる。
晴天である。のどかな秋の日である。
4時前、最早我慢できなくなって着火。
しかし、予想に反して燃えるのは新聞だけ。枯れ草に火が移っても、本体には火がつかない。
そこで「うちわ作戦」。でもなかなかつかない。結局小さく切った竹を燃やして、その火をだんだん大きくする作戦で着火成功。一側面からまるで逆流する滝のように昇った炎は、天をめがけて燃え上がる。しかもこの構築物は、中太の竹を50本以上組み合わせて作っているので、火が強くなるにつれて、パンパンと凄まじい爆発音を炸裂させながらド迫力で燃え盛る。
みんなあっけにとられて見ている。
ついに崩れ落ち、さらに燃える。
子どもたちが周囲の燃え残りをどんどん中央にくべる。
セイタカアワダチオイル草もくべる。ブスブス。やおらして、ボッと燃えて煙が出る。
この火の上を、飛び越え合戦が始まる。
完全燃焼。
後は、完全に墨と灰だけと化したものを周囲にまき散らし、土地を浄化して終了。
夢中の2時間があっという間に過ぎた。
子どもたちよ、どうか、この焚火に夢中になるように自分たちの勉強にも夢中で取り組んでおくれ。
