2008-10-28 近況実態
_ 近況実態
どうもまたシッチャカメッチャカになってきてしまった。
ゲラが一つでゲラ。二つでゲラゲラ。これが四つになるとゲラゲラゲラゲラ。
『子どもを無理なく志望校に合格させる方法』の改訂版のゲラに苦労しつつこれをあげると、連続して『源氏物語の読み方』の最終ゲラ確認。この合間に、10月20日に渡す約束の『公立本』原稿催促。泡喰ってこの執筆に取りかかると、そこに『一人っ子本』のゲラが送られて来る。そんなことするうちに、また別の本のゲラが上がって来てしまう。インタビューや取材もある。
世では株価暴落、一流企業倒産目前で、ものすごい事態になっているが、バブル崩壊時同様、私にはなぜか何の関係もないのが幸い不思議である。貯金も株もないが、借金だけがある身分には変わりはないが。そして相変わらずお金は仕事をした分だけしか入らない。
「これでいいのだ!」は赤塚不二夫。
今日も昨日と同様終日原稿。こうして原稿ばかりやっていると、だんだん自分が自分でなくなって来る。自らの観念を文字化した瞬間、その記憶は過去の彼方に消え失せる。そしてそれは、個々の職業の人しか分らぬ職業的精神状態。追いつめられて、ものすごくはっきりしたストレス解消―「自爆テロ」でもやりたいが、それは「冗談」でしかできない相談。とにかく、その間に入った連絡必要事項の記憶が飛んでしまう。
それでも机に向かい続ける。ことによると、ものすごく良いアイデアがこれから生まれる直前かもしれないからだ。
書けなければ猫額をうろついて精神を鎮下しようとする。
風呂に入れば瞑想排出。可能な限り空になるようにすでに体内にあるものを全て「昇華」してしまおうとする。
書き過ぎることによる自己存在の喪失の問題の解決は、今のところ焚火以外にはない。
はっきり言って、「限界状態」に近い。
しかし、これまで何度もそれを越える度に「天啓」を得られたことを思うと、前に進まないのは自分の怠惰でしかない。
自分の中からオモロいものが生まれるかもしれないと思うことは、一概には言えないであろうが、ひょっとして株式を買うことと逆かもしれない。