2009-04-05 西松永建設
_ 西松永建設
―皆様イケズのイケことイケダの代作でござりんす。
とかバカな役割を担っていた男は、冗談記念日の夜に、SEE I AMに「松殺」されました。読者の中からは、いささか筆者驚くべきことに、「誰が書いているのか分らない」と言った「ご冗談」も寄せられていますが、ここは大人の分別で参りたいと思います。マジメにとっちゃあアカンコネンよ。あんたも猪飼洋一郎になるよ。
今回の小沢一郎西松建設問題は二重の意味でなかなかいただけなかった。「内偵期間」があるから、それを首相が「待っていた」のは当然のことであろう。それを恥知らずのメディアが大きく追従した。小沢が、小泉が「旧大蔵族」(だからこそ、郵政民営化を行ったのである)同様、「建設族」であるのは、そもそも明らかであるから、旧自民党系議員同様、何らかの形で個人ではなく企業の献金を受けていることは自明である。だからこそ、小沢は検察に「選ばれている」と言える。これはまがいもない事実だろう。小沢に対するのと同様の捜査を始めれば、自民党の多くの政治家が引っかかってしまうのは目を覆う必要もない事実であろう。しかし、自民党政権崩壊が近い中で、既得権益の喪失を恐れた官僚群が検察を動かしているのも「事実」と想像されるであろう。経団連こそ献金団体の最たるもので、多年にわたりその効果を享受するものではないのか。麻生も、官僚とも良くやりながら、国民の盲(「目が不自由」の意と同様)ましを行うという旧態的な政治家である。でも自民党は、「メデイア」を押さえているから、余程のことがないかぎり「森田健作的」に強い。民主党の実質的支配者である鳩山が、麻生同様、金持ち資産家であることこそが、この件において我々が注目するべき点なのである。議員の世襲。この、「下」のものが「上」を支えることによって、上の一部だけが大きな利益を享受するという形態は、中共ロシア北朝鮮イスラム圏アフリカ諸国を含め、グローバルな現象だと言える。もし民主党が、菅/岡田体制を敷くことに成功すれば、本当に選挙に勝ってしまうことだろう。しかしこの時は、小沢同様、鳩山も「圏外」に去り、英国労働党的色彩を帯びなければならないことだろう。逆に麻生が勝てば、国家赤字が拡大して、税金は取るが「バラマキ」はするという還元政策により、官僚人件費は安泰ということになろう。世は通貨供給が増えインフレへ向かうのである。もちろん舛添が「オバマ」に化けるという戦術もあり得るが、その時は自民党はすでに野に下っているであろう。それより、麻生の「バカヤロ解散」の方が今は見物である。目下、イベント会社と組んでその作戦を練っていると見るべきであろう。
生活費がかかり、労働時間が長くなり、そうでないものは「ついて来れないもの」としてリストラの対象になる。企業で働くものは全て「パーツ」に過ぎないと感じていることだろう。彼らには「文化的」な生活を享受する「ゆとり」がない。政治とは、国民がどれほど愚かで無自覚であるかを利用して行うものであるとは誰が言明したことであろうか。これを合衆国第16代大統領が何と言うか聞いてみたいものである。国家の余計な出費を抑えて、労働時間を短くすることのどこが問題なのであろうか。多くの人にとって本当に必要なのはやりたいことをするための自由時間ではないのか。
現在より安全な既得権益確保のために企業の巨大化傾向が拡大しているが、この背後には労働者のパーツ化がますます強くなることが暗示されよう。個人家庭の教育はこのことを観点に、判断実行されるのが正しいと確信する。
スローライフのコアにあるものを覗き見ることも時には我々には欠かせないことではないのか。
これ、「冗談で書いた」というのふさわしくない?