2009-04-09 運を天に任せるメディア
_ 運を天に任せるメディア
弁護士風の文体での威嚇文書も事務所に送られていることだし、以下「冗談」で書く。
「マスコミはヒド過ぎる!」
これはV-netを訪れた純で人の良い母親が流した真の涙である。
「どうしてコンピューターゲームがこんなにも子どもに害があることを新聞が書かないのか。そりゃ全部書かれていることが本当とは思わないけれども、書かれてないことは問題がないと思ってしまうのは私たち普通の一般人には仕方がない。私たちはマスコミを信じていたのに!」
私の得る最先端臨床データでは、中学卒業時点で、過去にゲームをやり過ぎたことを後悔しない子どもはほとんどいない。彼らは集中するべき時に意識的に集中することができず、記憶するべきものとそうではないものとの判断が不能である状態に苦しむのだ。加熱する塾詰め込み教育はこのことの「補完」であると客観化しても良い。
ゲームが子どものアタマを破壊する可能性が高いことは明らかなことなのである。
私以上にナマの子どもたちに接している岡田尊司氏の著作に一度目を通して欲しい。
氏によれば、解決方法は、まず自分からゲームをやめる決意をすることしかないだそうだ。
「ゲームをやらせろと言って暴れる子どもの姿は、まさに麻薬中毒者と同じです。小さい頃は自然の中で虫を見つけてくるのが得意な子だったのに!」
まだ体験が未然の子どもに対する過度の非現実的な電気情報。アタマがゲームから来る電磁波情報と強く積極的に同調しようとしたことによるショックの「後遺症」のため、対人反応や言語能力が劣化して、コミュニケーション活動や記憶に関する学習が不全になっている状態。これはテレビの見過ぎによっても起こるが、コンピュータゲームの強力さはこれをはるかに上回る。
ゲームによる完全支配。電気情報に対する完全受け身なアタマの状態。
Playstanation!
別に私がここにこう書くからではなく、このままではやがてゲーム会社はことごとく賠償金を突きつけられて倒産の憂き目に遭うことになるのではないか。ちなみに私は総会屋ではない。
ゲームはポルノ同様、全てではないが多くの子どものアタマに悪い。18歳未満には禁止するべきではないのか。子どもにとって、ゲームはパチンコより害がある。社会的体験を充分に経る前に、考えの根本を、ゲームソフトを作成した「知能」に支配されるのだ。しかも、「判断力」が奪われた時、人間がどうするのかは、我々が「不可解なもの」としてしか認識できない、諸処の若者の事件に象徴されるのにも関わらずである。コンピューターゲームをするのは大人になってからにして欲しい。
ゲームの影響を受けない子どももあるから、まさに運を「天に任せる」しかない。ゲーム会社は、ゲームでオカシくなった子どもを回復させる「ゲームソフト」を開発して欲しい。でなければ、子どもに風と波と緑と火を体験させるイベントをどんどん主催して欲しい。
「沈黙は金なり」では、メディアは存在の意味がなかろう。長期的には確実に読者が離れる。
お互いもっと善いご飯の食べ方を考えようではないか。
先輩文筆業諸兄並びにすでに「焚火人」には失礼申し上げた。
以上、いつものように、半ば「冗談」のつもりで書いたが、念のため、「ある病状が必ずしも一つの原因によって発生するとは限らない。また、これは必ずしも全ての人に当てはまることではない。」ということも念頭においてお読みいただきたい。