ブイネット教育相談事務所


2005-08-27  刺客

_ 今回の小泉首相の衆院解散について、新聞報道が追いついていないことはこのブログでも書いた。

郵政民営化法案に反対票を投じた綿貫氏が、対立候補を「刺客」と呼んだのが気に入ったのか、新聞記者は、「刺客」という言葉を好んで使うようだ。

しかし、新聞報道で「刺客」という言葉を、無自覚に繰返し乱発するのを目にすると、やっぱり新聞記者もかなりセンスとレベルが下がっていると考えざるを得ない。

書く記者も、それを認めるデスクもかなり古い思考パターンである自分達について自覚的でない。私からすれば、高学歴者の断末魔がここでも暗示される。しかも彼等が、我々読者をバカにしている気がして嫌気が指す。

同様なことは、「ホリエモン」という言葉を使い続けるメディア全体にも言える。

「流行語を作れ、そうすれば少しでも読者を獲得できて、その結果広告収入が上がる」ーこれではサイトアクセス者を増やすことが目的であることが見え見えの堀江氏と同次元であることを自ら宣言するにも等しい。小泉首相を、「ポピュリズム」と規定するのも同様である。

どうやらテレビを見なくなって20年の私も、そろそろ新聞を取るのを止めて、無料のインターネット情報に移行するのも時間の問題なのかも知れない。活字好きの人間としては甚だ悲しい今日この頃である。

メールの発達によって、郵政事業が無意味化するのと同様に、質を下げ続けることに自覚的ではない新聞やメディアも過去の産物と化す日が来る気がしてならない。

些かこのことと関係ないかも知れないが、17日付の新聞で、記者が、本来満月は20日なのに、ガザ地区の入植者排除に関して、「空には満月が輝いていた」と記す誤謬を犯すのもそういった無自覚の現れの一種であろう。記者やデスクは、月の運行が世界共通であることを知らないらしい。