ブイネット教育相談事務所


2009-03-03 ウズラ考察1

_ ウズラ考察1

愛知でウズラのインフルエンザが問題になっている。

うちのウズラは大丈夫であろうが、この際ウズラについて総括してみる。

最初、ウズラの雌を6羽購入して、一階が池面と砂場、二階が巣、三階が植物園兼運動場、池にはドジョウがいる鳥小屋に放した。

ウズラは初め一階にだけいたが、やがて梯子を使って上層階に行くことを覚えた。

ウズラは、ニワトリと同じキジ科で、ちったあ飛べるが空中に浮かび続けるような飛翔はできない。またほとんど大声では鳴かない。

先ず1羽が池の隙間に落ちて水死。次に、餌を換える時に一羽外に出て、そのまま約3m飛翔して、臨家の敷地に姿をくらませた。鈍いので簡単に猫の餌になったと思う。

メスが4羽になったところで、若いオスを買って来て入れた。

これがヒドい。鳥に期待しても始まらないが、「節操」というものがまるでない。目に入るメスと片っ端から交ろうとするのである。

やり方は、メスの背後から後頭部の毛を嘴で挟み、動きを封じてこれに乗るのである。この結果メスは、飼い主同様、皆後頭部ハゲになった。

ところがやがて重層階へのジャンプを利用して、オスから完全に逃げ切るメス、つまりオスに何としてもやらせないメスが複数出た。

オスはまた極めていいかげんなことに、目に入ったメスを片端から襲うのであり、視界から消えると次に目に入った他のメスと交ろうとする。まあそんなものと言っちゃあそれまでであるが、同じオスとして哀しいことこの上ない。

しかも彼は、メスがどうしても近寄らなければならない一階餌場の近くで常に張り込みをしている。そして空腹に耐えられなくなったメスが餌場に下りると、これを襲う。食事中を狙うこともある。しかしほとんどのメスは、「徹底抗戦」、何としてもオスにやらせない。しかし、メスの中に、安定して餌が喰えれば、後からオスが乗って来てもかまわないというメスが出る。こうして「つがい」が生まれる。これはよく考えるとメスがオスを選んでいるとも言える。

ある日、餌のために戸を開けた時に、このオスが脱出した。オスは、ホウと思うほど高く飛翔していつもの隣家に落ちて行った。

オスがいなくなった。

するとメスはどうなるか。寂しがるか。退屈するか。それともレズビアンにでもなるか。

しかし実際は、「パクス/フェミニーナ(女の平和)」。オスに襲われる危険性がないので、メスは実にゆったりと生活し、そして卵をどんどん産む。

そして最後に、「元妻」をやっていたメスが逃げた。

これはどうやって逃げたのか分らない。謎である。逃げたというより小屋の中にいなくなっていた。

この現象について、娘は、「お父さんはウズラを飼っているつもりだけれども、彼らからすれば閉じ込めているってことになるわけよ」とほざいた。