2005-12-30 『脳内汚染』
_ 岡田尊司著『脳内汚染』(文芸春秋刊)を読んでいる。
京都医療少年院勤務のこの勇気ある博士の一書で、ついにテレビゲーム論争には結論が出た。
臨床データがほとんどの私にとって、科学的な考察はありがたい。
これまで何度も、テレビやテレビゲームの弊害について口にしてきた。
文章にも書いたが、何せ「臨床的に悪いことが多い」としか言いようがないから説得力に欠けた。
それをこの本は大脳生理学的に解明した。
やはりキーワードは、「ドーパミン」と「中毒症状」であった。もう一つ、「アドレナリン」の観点もこの本から授けられた。
青少年のおぞましい事件の積み重ねを見て、早くからその原因の主体を「ゲーム」と「テレビ」と「ネット」と直感的に踏んでいた私にとって、これを許し続けた大人達への哀しいほどの怒りを禁じ得ない。
子供が生まれる直前に、唯一の映像メデイアであったテレビを捨て去って17年が経つ。
このことが子供の発育、特に感受性の面においてどれほど適切だったかについては、改めてシュタイナーとモンテッソーリの慧眼に敬意を表す。
8歳児における3時間以上の連続ゲーム遊びの恐ろしさ。それはその年齢の我が子に覚せい剤より恐ろしいものを与えていたのと同等なのであった。しかもそれは目の前のスイッチを入れさえすれば手に入る「薬」だったのである。
この衝撃の事実を前に、我々教育者はここに解決案を早急に出さなければならない。
僭越ながら、私はすでにそのいくつかを提案して来た。
言うまでもなくそれは、カタカムナ音読法とカラムボードである。
しかし、医学的な本当の解決は瞑想法にあるのではないか。
ゲームをやったのと同じ状態で長時間瞑想すれば回復に向かうのではないかと思うがいかがなものか。
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