ブイネット教育相談事務所


2009-07-10

_ 「バッキャロー!」

イタリアはラクイラの麻生首相宿舎で、深夜に、「バカヤロー!」の発言が聴こえて話題になっているそうだ。

昭和28年2月28日、衆院予算委員会、吉田茂首相は、社会党の西村委員のしつこい弁舌に、「バカヤロー」と呟いた。これがマイクに拾われ、その結果、内閣不信任案、衆院解散に追い込まれ、吉田自由党は惨敗した。この時、麻生首相の祖父の吉田を決定的に追い込むことになる「離脱」をしたのが鳩山一郎で、現民主党党首由紀夫の祖父である。

麻生首相は考えた。

―「呟く」のが悪い。どうせマイクに拾われるなら「怒鳴る」のが正しい。ゆえに私は、心の底から、「バカヤロー!」と叫んで解散権を行使したい。

とはいえ齢70近い。いざという時、大声できっぱりやれるとは限らない。

しかし、その時は近い。でも、「バカヤロー」とやると負ける可能性も高いから、いざという時に「バカヤロー」とつい大声で言わなくても済むように、予め「バカヤロー」を連発してガス抜きしておくのにもこしたことはない、そう考えたのは、最早「劇画」的発想では政治的に限界があると悟り、やはりこれからは「ギャグ」しかないとの認識を持ったためかもしれない。まさかサミットの席で、「バカヤロー」を言おうというのではなかろう。

結局だから、いつでもそれができるように(同時に妄りにそれを行使しなくても済むように)、ありったけの大声での「バカヤロー」の実際発声練習が、オリンピックというよりゴルゴ13の射撃練習同様、sex以上に欠かせなくなる。首相官邸では、「小泉防音室」でそれもできたが、近く解散するというのにサミットでラクイラでは練習できない。だから、深夜、まるで北朝鮮がミサイルを発射するかのように、「バカヤロー!」と叫ばずにはいられないことになるようだ。

麻生首相を選んだのは自民党である。その自民党が、「選挙に負ける」から「麻生下し」をする。

この時点で、国民が自民党議員を選んだことが「間違い」ということになるのは明らか。

「自民党をぶっつぶす!」に変わるコピーが、「自民党のバカヤロー!」というのはなかなか笑える。

森元首相なら堂々とゴルフをし続けるであろうが、どういうわけか暴動鎮圧専門家の中国主席はコキンとサミットを蹴って帰国した。二酸化炭素排出よりウイグル族の「バカヤロー!」が気になったらしい。安禄山はウイグル人だった。中国は変わらないねえ。

そして、「地方」が「中央」に対して怒るという構図は、現代ニッポンの橋の下にもシンクロする。

今さら北朝鮮のマネはできないから、日本の真似して、地域を越えた神社を作るといいんじゃあないのか。もちろん、主席の参拝は古今東西禁止にして。

以上もちろん、完全に「冗談」で書いた。

今日は梅雨明けと思ってインド料理を5種も作ってフラフラ。