ブイネット教育相談事務所


2009-07-19 皆既日食

_ 皆既日食

7月22日、日本国内で皆既日食を観測できることは、読者も良くご存知のことだと思う。

奄美なじみの一家が羨ましい(おい、もし、一人空席があったら即その旨伝えろよ!もう遅いか)が、なんで、「金環食」と「皆既食」があるのかと問われると、未だ答えられない輩が多いから、ここに簡単に解説しよう。

私は、かねて、占星術と、「LUNACY」に陥るものは、月の遠近を知らぬことが原因である、と主張して久しいが(「宗教」とは「レトリック」のことである)、月は、ある周期を伴って、近くなったり遠くなったりする。つまり、見かけ上、大きくなったり小さくなったりするのである。このことは、引力―動物のバイオリズムに影響するが、通常人には、視覚的な朔望と異なり、強く意識しないと感受し難い。日食では太陽の大きさはほぼ一定なため、だれでもそれが視覚的に観察できる。

「新月」とは、太陽と地球の間に月が入ってほぼ直列することである。

この3者がかなりピッタリ合わさった時、ずれなく日食が起こる。つまり、月の陰が地表の部分を被うのである。

この時、月が近い時、遮られる太陽光は大きくなり「皆既」になる。逆に月が遠い時、遮られる太陽光は小さくなり「金環」になる。

7月22日の午前に日本南部で起こる日食は、午前5時に、月が本年最近になった直後に起こるので、歴史上まれに見る見事な「皆既日食」になる。

_ 22日05:14:月が本年最近。

  09:55:日食開始(東京)

  10:56:奄美北部悪石島で皆既最大

  11:13:東京で食最大

  11:35:新月

  12:30:東京で食終了

8月04日:09:42:月が最遠

 6日:09:55:満月