2006-05-15 ゲーム報道
_ ゲーム報道
13日の朝日2面は、「PS3:Wii:Xbox360 次世代ゲーム商戦激化」と大きく報じた。私は初め勘違いをして日経を読んでいるつもりだった。
当然文面のどこかに,最近岡田尊司氏らによって指摘されるゲーム機の害についての記述があるだろうと思って、最後まで目を通したが、ついにその記述のかけらも見つからなかった。
明らかにこれは、普段の朝日のチックリ皮肉を付け足す書き方からすれば、「意図的」である。朝日は将来的に、「テレビゲームの社会責任が問われることはない」という確定的な根拠を持つのであろうか。これまでにも岡田尊司氏のことはほとんど報じない。しかしTVゲームの新しい商戦については大々的に報じる。私は,この朝日の「選択」は,後々大きな後悔をもたらすに違いないと思う。
今回の記事の理由については、
_ 1 朝日は、TVゲームファンの読者が、まるで創価学会員の読者のように怖い。
2 本当は、ここに別の記事が載るはずだったが、急遽差し替えて掲載したためにやや手薄な記事になった。
3 そもそも「記事」の形を使った「広告」でクライアントがいる。
_ 以上はどれも可能性があると思う。金を取って購読させている新聞が、読者に大切な事実を意図的に伝えない。朝日はその対立するNHKと全く同次元にあると言える。多分朝日は「悪意」ではないつもりなのだろう。だが、そう思われないようにすることに無自覚なのである。苦労知らずの高学歴集団ゆえに、自分たちの作った紙面が読者の目にどう映るのかに充分には自覚的でないのだ。これは他紙においても同じなのかもしれない。高学歴者は常識的であるが、その常識を駆使することに内省的ではない。高級官僚と同じく、こうして長い坂を転がり落ちていくのだろう。
彼らには、センター試験を初めとした選択肢試験を本格的に批判する力がない。お茶濁しの教育レポートや、学力低下教育を批判するばかりで、我が国の子供たちが置かれ続ける未来性がない教育の本質に切り込む力がない。
最後の頼みの綱のメディアに期待することができずに、一介の市民である私は、どうやって教育の本質的な改革の実現を夢見ることができようか。暗澹たる気持ちを禁じ得ない。