ブイネット教育相談事務所


2005-06-02 チキンラーメン

_ 私は化学調味料が苦手である。食べた後、頭がジンジンしてしまう。高級中華料理店や人気ラーメン店でも、これが入っていることが分かると二度と足を向けない。したがって、ほとんどの外食産業チェーン店に入ったことは各々一回づつくらいしかない。そもそもテレビと同様、我が家には化学調味料というものがない。

しかし、時には、「発作」ということもある。

新聞に、清朝最後の皇帝で、不遇な晩年を送った宣統帝(愛新覚羅溥儀)がチキンラーメンのファンだったことを知り、深夜コンビニで何となく買って食してみた。結果はゲロゲロ。さっき食べたが中和することが未だできない。アタマはジンジン。胸はムカムカ。若い人たちの食感をあらためて畏敬すらする。

しかし、不思議なのは、また一年近くたつと、この毒に当りたくなる自分を発見することである。マックのフィレオフィッシュにもこれは言える。

同僚の教師に、「化学調味料入りラーメンを食べた後味を中和するために、家でサッポロ一番を食べ直す」と言っていたものがいるが、確かにここには不思議な原理が内在する。

アジア諸国でもインスタントラーメンは人気であると言う。「天皇陛下も深夜に食されている」と右翼の人が怒っていたのを聞いたこともある。そりゃ奥さんの御実家から送られて来るのだろう、と思うが、「たまには」という不思議さは否定できない。

化学調味料は一種の麻薬であると思う。コマーシャルと同様である。マコトに現代社会にふさわしい合法的な食べ物である。

私のようなものがいる以上、時間の問題で、自然食カップヌードルが発売されよう。奇妙なことだが、これがサッポロ一番より美味しくないであろうと思うのは私だけであろうか。

面倒で、割高だが、やっぱり自分でラーメンを作って食べることにしよう。