ブイネット教育相談事務所


2005-06-15 SFC

_ 慶應湘南藤沢校(SFC)を訪問した。非常にゆったりとしたキャンパス。都会の学校ではあり得ない風景。しかし「風景が大切」とは、哲学者の沢田允茂氏の言。

学生の特徴は、見事に不必要な「下」がいない。しかも、不必要なプライドもない。アメリカの大学に来たみたいだ。文章力がある学生を取るとこういうことになるのか。闇雲な暗記学習による「破損」が少ない。

この大学は一方でプレゼン力を重視する。しかし、層を限るためか、やけに突出した学生は少ない。楽しそうではあるが、本質的ではあまりない。やっぱり場所が不便すぎる。

もしも私が今、日本の高校生であるのなら、進学先としてこの大学を目指すだろう。そして、この近くに週4日下宿する。金曜の夜から都会に戻り、月曜の朝までそこに過す。

金持ちが多い。世の中に役立つことよりも自己の好奇心が優先される。

この大学なら、4年間我慢できそうだ。

しかし、もっとバカなやつを包含できないと、高次の活性化は難しいかも知れない。オモロイ学生を別枠で取る方向性。

書くことができる若者が多く集うことーそこでするべきことは、既定の分析ではなくて、未来ヴィジョンの提示と、次元の高い好奇心の追求と、「対向発生」の認識であろう。

福沢は、グルジェフの「自意識的苦痛」同様、好奇心に基づく破天荒な努力を最重視した。

ともあれ、現在の日本の大学の中では、京都大学とここが最も大きな成果を生む

「風景」を持つようだ。ここには、上智と東大には絶対にない何かがあった。